第1回しゅうニャン橋守隊ってニャンニャンだ!?
吾輩は猫“っぽい団体”である。名前は「しゅうニャン橋守隊」
(略称CATS-B :Civilian Activity Team in Shunan for Bridges:周南市の橋のための市民活動団体)である。
と「吾輩は猫である」になぞらえて始める本団体は、猫の手も借りたいインフラ老朽化問題に一石を投じたい産・官・学・民の好き者で構成する団体です。
私たちの活動は、その名の通り猫のように気ままに不定期に集い、身近な橋の清掃や簡易点検を行うことで身近な橋の延命化を図る「橋守活動」を主な活動とし、それに座学や手作りイベントを加えることで、土木の魅力や重要性を伝える活動も行っています。
これらの活動は、施設管理者の目が行き届きにくい橋梁を地元の建設技術者や利用する地域住民が点検・清掃することで、インフラへの愛着心から活動の持続性が生まれ、それが施設延命化の一助にならないかとの想いで始めたものでしたが、活動を継続する中で、普段「土木」に携わらない人達がメンテナンスへの理解を深めながらインフラそのものに興味を持つ姿まで見受けられるようになりました。
これは、本活動が広く普及することで、地域のインフラを長持ちさせるだけでなく、市民生活上重要であるにもかかわらず関心のもたれないインフラメンテナンスに対する支援者・理解者の裾野拡大や将来的な建設担い手の確保を目的とした広報としての可能性も秘めており、中には地域活性化や健康増進による福祉分野への貢献まで語る仲間もいます。
この活動は、その継続性や発展性、人材や予算面で課題のある市町村等への展開が期待できる先導性が評価され、昨年度、第1回インフラメンテナンス大賞 国土交通大臣賞を受賞しました。
このような活動はその他のインフラにも展開可能であると思いますので、本コラムがどこかで何かのインフラ維持管理や土木の魅力発信の小さなヒントとなれば幸いです。
と、マニア心をくすぐるわけでもなければ、面白おかしく書けないと思いますが、全国共通の課題に猫パンチする気持ちで気まぐれにコラムを書いていこうと思いますので、よろしくお願いします。
※昨年のツタワルドボクラジオの中で、「2018年、ツタワルドボクとしゅうニャン橋守隊で何かしよう!」ということになっていたので、これをもって達成とします(笑)
- しゅうニャン橋守隊の猫パンチ, 日本全国ツタドボコラム
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