俺を没入させた男たち えいすけ会長(ツタワルドボク会長・片山英資) 2018.10.10 Tweet Share +1 RSS ※国土交通省の中心施作であるI-constructionに引っ掛けて、このタイトルとして、毎回出会った変人たちの話を連載します 没入してみますか!その男たちは意味不明な言葉を私に投げかけた。没入・・・なんて甘美な、なんて堕落へと誘いそうな言葉だろうか。 少し躊躇しつつ、少し唇を震わせながら、私は頷いた。 私は自他共に認めるIT弱者だ。 ITを駆使しているかのように見栄をはり、日々背伸びをして生きている。 そんな私に、ITを駆使した土木現場の効率化をリードしている変人(褒め言葉)が会いに来てくれた。 その名は株式会社山口土木の松尾泰晴氏、株式会社田上重機開発の森田氏。 彼らはドローンやレーザー測量機器をワンボックス一杯に積込み、変人二人を引き連れて福岡へやってきた。 目的の橋に着くや否や、約3時間で彼らはあらゆる機器の操作を見せてくれた。そして、日が暮れると足早に中洲へドロンした。 翌朝、奇跡が起こった。昨日の現場がバーチャルリアリティとなって、パソコンの中にあるのだ。たった一晩でこんなことになるのか? それだけでも、驚愕の出来事なのに、さらに笑顔で語りかけるのだ。「没入してみますか?」 私はなされるがままにVRゴーグルをかけた。するとそこは、昨日の現場だった。まさに私がそこにいる感覚そのものだ。これが没入・・・。おそるべし世界。 そこで測りたい長さがあれば、空を浮遊しながら測れてしまう。そこに長さを表示して、写真を撮ることできる。 このデータがクラウドで共有されていれば、フランスにいる貴方とここで会うことができる。 これが、i-conの向かう世界なのか、無限の想像が膨らんでくる!? この感覚はパソコンが一家に一台となったあの日、 携帯電話が登場したあの日、 スマートフォンを私だけ持っていなかったあの日のようだ。 土木が変わる予感。 尊敬する変人たちよ、ありがとう。私はそっとドローンをポチった。 Tweet Share +1 RSS えいすけ会長の「出会い-コンストラクション」 コメント: 0 えいすけ・おがしんのツタワルドボク第56回【最終回】 デミマツのツタワル土木広報セミナーin 宮崎 関連記事一覧 凄い男は柔らかな空気を纏う 2018.11.22 その男、響望につき・・・ 2018.12.05 コメント ( 0 ) トラックバック ( 0 ) この記事へのコメントはありません。 この記事へのトラックバックはありません。 トラックバック URL 返信をキャンセルする。 名前 ( 必須 ) E-MAIL ( 必須 ) ※ 公開されません URL 上に表示された文字を入力してください。
この記事へのコメントはありません。