その男、響望につき・・・

国土交通省はI-construction
私は出会った変人たちとの出会い-construction

11月二度目の新潟に降り立った。

空港の出口。
たった一人でわざわざ「片山様」と書いた紙を持って立っていた。
見るからに奥ゆかしき新潟人とは思えない。と思ったら、やはり関西人だった。
彼は新潟で大学時代を過ごし、新潟を愛してしまい、住み着いた土木技術者だ。

その名は嵯峨山 航さん。
ME(メンテナンスエキスパート)新潟の情熱爆裂ナイスガイだ。

彼は言った。「大好物準備してまっせ

もう日も暮れる寸前であり、今日は早い時間から日本酒かと思っていた私に、

新潟ぶら土木、時間いっぱい行くでしょ?」と。

そりゃ行けるものなら行くでしょう!

そして、新潟大堰へ!

すると、虹が!!

やっぱり持ってる奴は
持ってるんですなぁ。。。

新潟大堰の真横には、国土交通省の関屋分水資料館が!閉店ギリギリに滑り込んだ。

関屋分水資料館では、新潟が潟という名だけに、ほとんどが信濃川の水位より低い、マイナス標高の土地であることを知った。なんと、ポンプで水を吐かないと生きていけない街なのだ。ということは、治水施設も命だが電気もこの街では命ではないか!まさに土木とともにある街なのだ。彼は「そんなこと誰も気にもしてないから、ちゃんと伝わったら良いのに」と語った。

そして、世にも珍しい水路トラス橋を見せてくれた。用水と排水が入り乱れる低い土地の新潟は、なんと水の立体交差があるのだ。テンションは最高潮に達した。

彼は新潟県が主催するMade in 新潟というイベントの講演者に私を推薦してくれたのだ。
彼は土木が市民と響き合うことを望んでいる。
そして、奥ゆかしき新潟人の中で、立派な変人として行動している。
講演の翌日には、重要文化財の萬代橋を学ぶツアーもエスコートしてくれた。
ME新潟でこの重要文化財指定に深く関わった元国土交通省の方と私を引き合わしてくれた。
そして、「えいすけ・おがしんのツタワルドボクTV」で萬代橋の魅力を世に発信してくれと。今回の旅の想い出を語るとキリがない。しかし、断片的でも私が彼をこの記事で紹介したかったのは、「想いを行動にする」同志の存在を紹介したかったのだ。彼はきっと新潟の強い向かい風が吹いても、笑顔で立ち向かうのだろう。あなたがいる新潟に、私は必ずまた行く。決して、日本酒と魚が美味しいからという理由ではない!
 
そんなあなたに僕もなりたい。えいすけ。

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