橋、拭いてみました
今回は、橋守隊の活動ではなく、長崎市の出島表門橋で行われている「はしふき」に参加したので、そのお話を少し。
私が参加したのは31回目。毎月、第2・第4月曜日の2回、出島表門橋の橋拭きとその周辺の清掃をコツコツされています。(31回目は令和初回の活動でしたが、自分が長崎に行くタイミングに合わせて、定例日ではない5/7の第1火曜日に実施してもらいました。感謝。)
出島表門橋は歴史ある出島の入口に架かる橋です。その架橋にあたっては、設計段階からストーリーを展開し、シビックプライドの醸成を実現した貴重なプロジェクトであり、その架橋は大きなお祭りとなりました。色々苦労・工夫されてきた内容はインターネットで検索してみたらでてきますし、いずれ、コラムにも参加されることでしょう?から割愛しますが、架橋後も「はしふき」というメンテナンスを市民団体で定期的に継続されているのが素晴らしいと思っています。私が参加した際にお声掛けした方は、普段はカステラをつくっているとのことでした。一般市民に愛される橋なんだなと感じました。
出島表門橋の出島側にはお侍さん(の格好をしている職員さん)が立っていました。昔の橋守さんにみえました。当然、土木の素人なのですが、よく土木関係者に質問されるということで、構造を色々知っておきたいと質問されました。主体的にかかわると、想いが強くなるのだなと嬉しく思いました。
出島表門橋は観光地の入口であり、歴史を伝える架け橋です。このような、いわゆる「シンボル」となる橋には一定のファンが期待できますが、地域の生活に密着した橋は地域住民が見守らないとといけません。「地域の橋は地域で守る」ということがよく言われますが、先ずは「地域の橋は地域で愛でる」ようになれば良いですね。定義によってとらえ方が違うと思いますが、外から来て見守りに手を貸すのが「ボランティア」だとすれば、その地域で自ら見守るのが「普請」です。普請は昔からあった考え方です。普請があちこちで拡がりをみせれば、地域のインフラメンテナンス事情も変わるかもしれませんね。
今回は少し強引ですが、他の活動とコラボした事例として紹介しました。どんな形・やり方でも良いので、色々な地域で色々な活動が花咲き、つながると良いですね。
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