【道は血管、交通は血流】 道路のお仕事アレコレ

「道は血管、交通は血流」と言われますが、道が詰まると、血流すなわち人や物の流れが途絶え、生活がストップします。
人と物流の双方が途絶えると自給自足の生活を余儀なくされるということです。
何をするにもまず、道路です。ダム、河川、橋梁の工事にもまず道路から整備します。
先般の地震や豪雨による土砂災害等の記憶も鮮明ですが、孤立する集落ができると、人を助けるために真っ先に道を開けに行きます。
これを道路啓開といいますが、避難と物資輸送のため、時間との勝負になります。
 もっとも、災害が発生したとしても、孤立しないよう多方向からアプローチできるように道路を計画していますが、これを道路ネットワークといいます。
1点と1点をただ結ぶのではなく、道路を網の目状に張り巡らせて、多方向からアプローチできるようにしています。
 道路のお仕事というと、道路を整備する、作るイメージですが、このような緊急輸送道路計画、道路啓開計画や道路ネットワーク計画、物流輸送道路計画など、各種の計画を作っています。
また道路が詰まる原因として、災害以外では、交通渋滞、交通事故などがありますが、これを解決するため、なぜ渋滞するのか、なぜ事故が多発するのか、一箇所、一箇所その要因を探り、解決策を検討しています。
その結果を基に、改良工事が行われています。
道路のお仕事は、大きくいうと道路そのもののハード部分と、交通をコントロールするソフトの部分、血管と血流、2つのアプローチで安全で快適な移動サービスを提供しているということになります。

24時間止まらないトラック交通を支える

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