橋ってどうやってつくっているの!?

みなさん、知っていますか?普段何気なく車で走ったり、歩いて渡る橋、
どうやって造っているか。
今回は、国道3号熊本北バイパスにある現在施工中の現場をリポートしたいと思います。

上の写真手前側の白っぽい部分が現在施工中の橋です。
並行している奥側の黒っぽい部分はすでに車が走っている道路となります。
橋の下には住宅が立ち並び、すぐ横は車がバンバン走っている状況。。。
重量物やさまざまな建設機械を扱う現場には危険は付き物ですが、施工側にとっては、はっきり言って非常にデンジャラスな現場です・・・(とは言いつつ、安全には細心の注意を払い施工していますのでご安心下さい)

ここで問題です!

こんな狭い場所で、何もない空間に何千トンともなるコンクリート構造物をどうやってつくっていくのでしょうか。

答えは、

空中で造っています!!!

橋を架ける方法にはいくつかありますが、この張出架設工法では、橋の下に道路や川があろうが関係なく高所で架設を行うことができます。
最初に造り始める場所は柱(橋脚)の部分から!
まるで枝木が成長して伸びていくようにコンクリートの橋も伸びていきます。
橋の先端にくっついている四角い箱状に見えるものが移動作業車と呼ばれ、コンクリートを打ち足しながら自走します。
一つの橋脚に対して両側均等な長さで張り出して造っていくのはヤジロベーのようにバランスを保つためなんです。

たった3~4mの長さを造るのに約10日間かけて、職人の技を借りながら丹精込めて作り上げていきます。みんなで手を叩いて喜んだことや、失敗して胃が痛くなるような思いをしたことも、出来上がってしまえば見かけは唯の橋。同じ図面を用いれば同じようなものができるのは当たり前だし、橋の全長400mなんて車で走ってしまえばほんの十数秒だが、そこには2年間分の工事に携わった技術者達の想いが込められている。
今度橋を渡るとき、そうやって作ってるんだよなぁと思い出していただければ幸いです

次回は橋の内部に迫ります。

関連記事一覧

  1. りゅうちゃん

    片側で3〜4mなんで1回でできるのは両側で6〜8mですよーヒソヒソ

CAPTCHA